Subakoのハッカソンを開催しました
2026年9月10日、Subako.aiをローンチしました。ローンチを記念して、9月14日にハッカソンを渋谷 Plug and Playにて開催しました。このポストでは、ハッカソンの様子をレポートします。
Subakoについて
一言で言うと、SubakoはAIエージェントのマネージドランタイムです。
AIエージェントとは、ユーザーや他のシステムと対話し、LLMを使ってツールを呼び出すことで、自律的にタスクを実行するプログラムです。エージェントの構成要素として、実際にタスクを実行するLLM、タスクを実行するためのツールは簡単にイメージができます。しかし、実際にエージェントをプロダクトに組み込み、顧客が使えるようにするためには、様々な課題があります。具体的には、
- ハーネスの運用: エージェントの実行環境を構築し、LLMの呼び出し、ツールの実行などを管理します。
- セッションの管理: エージェントとユーザーの対話の記録を保存します。
- ユーザーの認証・認可: エージェントがユーザーのデータにアクセスする際の認証・認可を管理します。
- サンドボックス: エージェントが生成するコードを安全に実行します。
- Skillsの管理: エージェントへの指示をSkillsとして定義し、管理します。

AIエージェントをプロダクトの一部として提供する場合、こうした課題に必ず直面します。現状、様々なチームが独自にこれらの課題を解決するための仕組みを構築しており、車輪の再発明が行われています。Subakoは、こうしたAIエージェントを開発・運用する上で必要な機能をマネージドサービスとして提供します。

Subakoがエージェントに必要な機能をパッケージとして提供することで、開発者はAIエージェントの本当の価値である、アプリケーションの体験やツールの設計、Skillsの設計などに集中することができます。
ハッカソンについて
今回のハッカソンは、Subakoのローンチを記念し、その機能や使い勝手を体験してもらうことを目的として開催されました。参加者は、SubakoのSDKを使ったアプリケーションの開発に取り組み、さまざまなアイデアを形にしました。
| 開催概要 | |
|---|---|
| 日付 | 2026年9月14日(月) |
| 時間 | 15:00〜19:30 |
| 会場 | Plug and Play Japan(東京・渋谷) |
| 参加費 | 無料 |
| 主催 | 株式会社Kikuvi |
ハッカソンで利用したスライドはこちらで公開しています。
平日の15時という時間帯にも関わらず、15名ほどの参加者にお集まりいただきました。
ハッカソンでは、まず私からSubakoの概要について簡単に説明をした後、ハンズオン形式でデモアプリケーションを通して、参加者にSubakoの機能を体験いただきました。
その後、約二時間のHack Timeでは、「Subakoのエージェントを使う」ことをテーマに、参加者の皆様がそれぞれのアイデアを実装しました。ハッカソンのリポジトリにあるデモアプリケーションを参考に、各自がエージェント機能を持つアプリケーションを構築しました。



弊社エンジニアも参加者の皆様の開発をSubakoの使い方やエージェントの設計などの観点からサポートさせていただきました。



2時間という非常に短い時間でしたが、参加者の皆様はそれぞれのアイデアを形にし、Subakoのエージェントを使ったアプリケーションを完成させました。作品の概要とデモ動画をフォームで提出いただき、最終的には12の作品が集まりました。
どの作品もユニークで、Subakoのエージェント機能を活用した様々なアイデアを実際に形にしていただきました。その中でも特に優れた5作品を弊社メンバーが審査員となり選出し、表彰しました。

受賞した5作品は以下の通りです。
| 賞 | 作品名 | 概要 |
|---|---|---|
| 最優秀賞 | スキマ時間で筋トレくん | 移動時間も含めて時間を配分し、種目ごとのREP数とインターバルまで組み立てる |
| ベストアイデア賞 | MailRescue | 取引先へのメールが迷惑メールに入る原因を診断し、修正案の適用と検証まで行う |
| ベストアイデア賞 | 国内営業用アプリ | 訪問先の優先順位と滞在時間、店舗特性から巡回ルートを組む |
| ベストエクスペリエンス賞 | 共創タスクボード | AIを担当者として置ける板。割り当てと初期成果物まで作り、完了にできるのは人だけ |
| ベストエクスペリエンス賞 | travelnote | 行き先と日程を伝えるだけで、集合から解散までの旅のしおりを会話で作る |
受賞作品については、後日別の記事で詳しくご紹介させていただきます。
すべての作品が、Subakoのエージェント機能を活用し、それぞれのアイデアを形にしていました。受賞作品だけを見ても、メールの到達率改善、営業の巡回ルート作成、タスク管理、旅程の作成、ジムのトレーニング支援まで、そのテーマはさまざまです。参加者の皆様が、日常生活や業務の中で感じている課題に対して、Subakoを使いながらそれぞれの解決策をつくり上げていました。
エージェントを動かすための共通基盤をSubakoに任せることで、開発者はそのための仕組みを一から作るのではなく、アイデアを実現するためのツールや、ユーザーにどのような体験を届けるかという部分に集中できます。
我々がSubakoを通して実現したいのも、まさにそうした開発のあり方です。エージェントを動かすための基盤そのものではなく、その上で「何をつくるか」により多くの時間を使えるようにすること。今回、わずか2時間という短いハッカソンの中で、参加者の皆様がそれぞれのアイデアを実際に動く形まで持っていけたことは、Subakoが目指しているビジョンの一端を示せたのではないかと思います。
ご参加いただいた皆様、そして会場をご提供いただいたPlug and Play Japanの皆様、本当にありがとうございました。
Subakoは現在も機能追加を続けており、第2回のハッカソンも計画しています。興味を持っていただいた方は、ぜひSubakoのクイックスタートからお試しください。